第二章 バトル・エントランス編

バトル・エントランスとは

 エントランスの中でも戦いを中心にした作品群の事を指し示す。
 主人公としては「ウェッソン」がほとんどで、ウェッソンの過去が戦いと共に次第に明かされていく。
 パターンとしては「ウェッソン」と過去に因縁がある者が次々とフロンティアパブに訪れることが多い。  また、長編が多い。(哲学のせい)  ほとんどの話が繋がっていて途中から読むと分からない事が多い(哲学のせい)。  哲学が書いてないものは大丈夫。  他にもウェッソンものじゃなくてもバトル中心ならこの部門に入る。

代表作

vol.4 His distinction
   
ウェッソンの通り名が初めて明かされる
 
vol.12 Lesson 2 / vol.15 Lesson 3-2
   
ウェッソンの相棒の影がちらつく
 
vol.26 White lovers
   
追憶のウェッソン。
vol.30 The Movie
   
殺人鬼現る。
vol.46 Destiny
   
因縁の結末。

○ウェッソンの過去一覧○

少年期
叔父の家でクリスマスを迎える。が、なにものかに襲われる。(White lovers[2] より)
死神期
大陸で起こっていた「大戦」に参加。

○「悪魔」と呼ばれる男と出会い、コンビを組む。(The Movieより)
  この時彼は「死神」という通り名を名乗る事となる。
放浪期
大戦が終わった後、行き場を失った彼は放浪する。
この時代ウェッソンは様々な女性と浮き名を流す。(The Movieより)
フロンティア・パブ期
○サリーと出会うことによって放浪の旅が終わる。(The Movieより)
  それはほんの偶然。

○サリーと共に「フロンティア・パブ」へ。(Memoriesよ り)
  そして長く楽しい日々が始まる。

○サリーが撃たれる(Heart & Painより)
  日常に忍び寄る影。

○強盗が入ってくる。(Lesson 1より)
  因縁はいずこから。

○決闘を挑まれる。(His distinctionより)
  かの者の名を人は忘れず。

○相棒は新大陸へ。(A strays hymnより)
  声は未だ遠くにありて。

○相棒の父が訪ねてくる。(Lesson 2より)
  血の臭いだけが周囲に漂う。

○故郷に連れて行かれかけるサリーを引き留める。(Lesson 3-2より)
  それでも放せない何かを胸に秘めて。

○女殺し屋が訪ねてくる。(His heartより)
  過ちはいつも問いかける。

○女幽霊が襲ってくる。(From out of darkより)
  問いかけは闇よりの声。

○殺人鬼が現れる。(The Movieより)
  問いかけは、あるいは血を持って滴る雨のように。

○死んだはずの叔父と再会する。(Spring smellより)
  別れが過去を洗い。

○相棒の元から手紙が届く。/ペンウッド卿が新大陸へ。(See you under the skyより)
  気が付けば時は流れすぎ。

○ペンウッド卿が殺人鬼と共にやってくる。(Destinyよ り)
  決断は間近へと迫る。

……そして、戦いの先には終わらない日常が彼には待っていた。

○人物相関図○

人物相関図

人物紹介

エアロ・スミス 風雅 アニキ
テリー
スミス爺さん
戦闘狂。
本名:エアロ・スミス。
ウェッソンの相棒の父親。
殺し合いを生き甲斐とする危ない爺さん。
強靱な握力を持ち、大口径の銃を二丁拳銃で操る怪力を持つ。その昔、妻:雅を失った事を後悔している。
風雅
謎の剣客。「悪魔」
本名:風雅・スミス。
かつてのウェッソンの相棒。
日本刀の使い手で、自称平和主義。
だがその実態は相手の体を切断し、戦闘不能に陥れる「悪魔」。
母の故郷「日本」に憧れている。
最近は「酒」と書かれた土瓶を持ち歩いている。
アニキ
元剣豪。
本名:朧。
かつて、師の教えを破り、婚約者と逃走したが……。
現在では、<純潔の女神>号の船員となって世界の海を旅している。
弟分のテリーを鍛えている。剣が無くともその腕前はとても凄まじいらしい。
日本の心たる「ある唄」を大事にしている。
テリー
船乗り。 アニキの元で漢<おとこ>を磨く男。
六年前、婚約者のカレン共々アニキに助けられた事から師事している。
いつかアニキ共々大きな家で一緒に暮らすのが夢。
アンドリュー・J・ペンウッド卿
魔弾の射手
レドウェイト警部
ゴロツキ
ペンウッド卿
戦闘狂の男爵。
本名:アンドリュー・J・ペンウッド卿
スミス爺さんとの腐れ縁の戦友。実はネルソン爺さんとも旧知の仲。仕込み杖を持ち、かつては<血塗れ紳士>と呼ばれた戦闘狂。スミス爺さんと共にまだまだ 現役。未婚。そろそろ男爵位を甥に譲る予定。
魔弾の射手
隻眼のスナイパー。
本名:マークス・トレイン
かつて風雅に右目を斬られ、スナイパーとしての能力を失った。再び戦場へ戻る為、自らの力を取り戻す為に「死神」に戦いを挑む。だが、その精神はとても鬱 屈しており、ウェッソンの関係者を片っ端から襲っていくという偏執狂だった。
レドウェイト警部
王立警察の一課(殺人事件担当)に所属。
本名:ホールデン・レドウェイト
ウェッソンの周囲で起こる事件を調査するも、何のかんので解決出来ず。
そんな中、取りあえずヘビースモーカー同士愚痴を罵り合うようになる。
ゴロツキ
悪党という概念。
本編における典型的下っ端悪党。
主にフロンティア・パブの破壊・恐喝・誘拐などを行い、倒され、逃亡する事が仕事。
時には死んでしまったりする非常に可哀想な概念。
ベンジャミン・シール
サツキ
アイリーン
レナード
神父シール
快楽殺人者。
本名:ベンジャミン・シール
自らが神の使徒であると信じる神父。自分が絶対正義であると信じ、普段は巡回神父として方々をまわっているが旅先で見つけた悪党はなぶり殺しにする危険な 男。だがそれはいつしか殺人を行う為の後付になっていることを自覚していない。
より、戦いの快楽を得る為にウェッソンに挑む。
女殺し屋
スナイパー。
本名:サツキ
かつてウェッソンと付き合っていたらしい。スナイパーとしての腕前は高く、殺し屋としても名が通っている。ウェッソンと会う為にイギリスへとやってきた。
幼い頃は魔法少女だったかもしれない。
女幽霊
寂しがり屋の幽霊。
本名:アイリーン
一年に一度ウェッソンの前に現れ、あらゆる不幸に襲いかからせる。
かつてはウェッソンも彼女の事を愛していたのだが、彼女が本当に愛していたのは……。
レナード
ウェッソンの叔父。
本名:レナード・ブラウニング
血が繋がってるだけあって見た目はウェッソンにそっくり。
数年前に死んだと思われていたが……。