- マザーと!
- タイムの!
- エントランス入門!!
- さて、タイトルコールの入ったところで早速エントランスについて紹介しちゃうよ!
- ちょっと待つざぁます。
- どうしたの、ママ?
- わたくしだけ何故か後ろ向きざぁます!
- あーそれ? 今回は書き下ろしなしで、今まで書かれた絵だけを使ってるんだ。
- それがどうしたざぁますか?
- ママの挿絵の登場シーンそこだけだったから、その絵しかないの。
- …………?! 酷いざぁます。これでも屋根裏の主なのに酷いざぁます!
- まあまあ、これも「既存の絵だけで相関図を作って見せます!」と豪語した哲学さんの責任だよ!
- 作る前にあたくしの絵がないことに気付かなかったんざぁますかね?
- 導入にこのネタが出来るって放置したんじゃない。
- きぃぃぃ! 基本的鼠権の侵害で訴えてやるざぁます!
- ……な、なにはともあれエントランスの紹介だよ!
エントランスとは!
辺境紳士さんのページにて展開されるシェアード・ワールド。
19世紀末から20世紀初頭あたりの英国の倫敦(ロンドン)の片隅にある小さな宿屋の住人達の物語。
それをメインの三人を中心に、様々な作家達が同じ世界観の元に様々な物語を作っていくコーナー。
現在も続編を募集中ではあるものの、管理人の忙しさの為に開店休業中というところ。
HP「辺境紳士社交場」開設当初からある歴史あるコーナーであり、そこには様々な人々の思いが詰まっている。
- ……なにか説明があっさり過ぎる気がするざぁます。
- いいのいいの!感覚で分かって貰えれば!
- うーん、さすがにこれじゃなにも分からないと思うざぁます。
- そんな時はファンサイト「モップとパイプと虫眼鏡」の「エントランスとは」を参考にしてね!
- 責任放棄ざぁます!
- さーて、それじゃそのエントランスの世界観の説明にいくよ!
- ……なんか今回ずうずうしいざますね、あなた。
エントランスの世界観
<時代背景>
現実世界における19世紀末から20世紀初頭の英国のようなところが舞台。
一度大きな「大戦」が昔あり、そのおかげで「独逸」という国は凄い不景気に陥っているらしい。
また、現実世界と違い、西にある「新大陸」はまだ未開発であり、「アメリカ」という国はまだ存在してないらしい。
「大戦」で行き場を失った人々は新天地を求めて「新大陸」へ向かっているとか。
「大戦」が始まる前は冒険者達が未開の土地を目指して世界中に散らばっていた。その中でも英国は一際輝いていた。
<舞台>
英国の首都「倫敦」<ロンドン>の片隅にある酒場兼宿屋「フロンティア・パブ」。
「エントランス」はそこに住む宿屋の店主「テムズ」、居候の自称名探偵「サリー」、その保護者を名乗る凄腕のガンマン「ウェッソン」を中心とした物語。
宿屋は首都にあるというものの、大通りなどからは外れ、観光客などの来にくい下町にある。
下町は「旧開発地区」<ブルー・フロンティア>と呼ばれる――っていう設定があるかもしれない。
- ……なにやら新解釈まで飛び出しているざぁます。
- 気にしない気にしない!
- 早くも先行き不安ざぁます。
- 大丈夫! メインは人物相関図だからここら辺の説明は求められてないよ!
- 責任放棄ざぁます!
- それはさっきも聞いたよ。
- うぅぅぅぅぅ……不安ざぁます! 誰か他にいい解説者はいないざぁますか?
- ふふふ、お困りのようだねお二人さん!
- …………?! あなたは!
- 天が呼ぶ、地が呼ぶ、明日が欲しいと私を呼ぶ! 正義の解説マンはにわ参上!エントランスとは以下の通りだ!
エントランスとは
辺境紳士さんのHP
「辺境紳士社交場」に
て展開されている共有世界<シェアード・ワールド>の総称のこと。
エントランスの多くは文字媒体の「短編小説」が基本。だが、絵(CG)や、ゲームなどの作品もある。
形に捕らわれず、エントランスという世界観をみんなで楽しもうというのが趣旨。
正式には「ハッピー・ラッキー・エントランス」と呼ぶ。「エントランス」は略称。
※
シェアード・ワールド
多数の作家によって共有される世界観のこと。たとえば、「ソード・ワールド」などTRPG系の世界観はこれに相当する。
たとえば「江戸時代」をテーマに多数の作家に小説を書いて貰えば、主人公や場所は違うものの、皆江戸時代の、日本の物語を書く。そして、共通の登場人物
が登場したりする。ドラマ「大岡越前」とドラマ「暴れん坊将軍」は登場人物や時代背景、世界観などはほぼ同じであるものの、作者も主役も違う。このよう
に、作り手が違う為に、全く毛色の違う作品が生まれやすく、逆に世界に広がりを与えたりするのがこの「シェアード・ワールド」のいいところである。
<時代背景>
現実世界における19世紀末から20世紀初頭の英国のようなところが舞台。ただし、現実世界と異なる点が多い架空世界である。
数年前の「大戦」後、戦勝国の「英国」は栄華を極めていた。オペラなどが盛んに行われ、街頭にはガス灯が多く立ち並び、自動車ではなく馬車が走ってい
る。
また、現実世界と違い、西にある「新大陸」はまだ未開発であり、「大戦」で行き場を失った人々は新天地や「黄金」を求めて「新大陸」へ向かっていると
か。
英国の首都「倫敦」<ロンドン>の片隅にある酒場兼宿屋「フロンティア・パブ」。
「エントランス」はそこに住む宿屋の店主「テムズ」、居候の自称名探偵「サリー」、その保護者を名乗る凄腕のガンマン「ウェッソン」を中心とした物語。
宿屋は首都にあるというものの、大通りなどからは外れ、観光客などの来にくい下町にある。
「エントランス」では流動する世界とは関係なく、ひがな貧乏で倦怠感溢れる――それでいて楽しい下町の日々が描かれる。
- おおおおおぉぉぉぉぉぉ!
- 凄いざぁます! アイコンの縦の長さも通常の約二倍! ただものではないざぁます!
- すごいや! 美味しいところ全部もってかれたっ! さすがはにわさん!ひと味違うね!
- 迷える子羊たちよ、私が来たからにはもう安心だ!どーんと大船にのったつもりで構えていたまえ!
- ああ、やはり頼れるのははにわさんだけざぁますね。
- おっと!でも今のは「公式設定」ではないんだよ。
- えっ!?
- 公式設定は「とある時、とある場所にあるフロンティアパブという宿でテムズ・ウェッソン・サリーの三人がのほ
ほんと暮らしている」だけだ。
- だ、だけ?
- その通り。元々のその設定だけが公式にあり、後はみんなで考えたアイデアをどんどん付け足していっただけ。で
も、付け足していったデータは決して公式じゃないんだ。あえて言えば「公認」。いや、原作者が言明してない為、それは「黙認」と
言うべき
ものだ。原作者が黙認して、読者・投稿者達が「公認」しているんだ。そして、その黙認データがいつの間にか膨大な量にまで増
えていた……というのが真実なのさ。
- 成る程、長い歴史がそうさせたのざぁますね。
- そして今回はその「黙認データ」をいっちょまとめてみよう!という企画なんだ。分かったか
い?
- はーい。
- でも、エントランスのエントラガイドを原作者が書いてる時点で「黙」認じゃない気が……。
- しっ! そこは突っ込んじゃだめざぁます!
- いいかい、お嬢さん。これは決して責任放棄などではなく、原作者が口を出す事でせっかくのシェアードワールド
の世界観を狭めないようにしようという配慮なのだよ。
- 成る程……色々考えてるんだね。
- たぶんだけどね。
- 推測じゃない! まあいいや……じゃあそのまま人物紹介を……。
- ちょっと待ちなさい。お嬢さん。
- え……?
- ちっちっちっちっ、その考え方じゃぁだめだ。
- どういうことざぁますか?
- エントランスの世界はあまりにも膨大になりすぎた為に作品のバリエーションも様々。ここは系統立てて考えるべ
きだ。
- おー。成る程
- 具体的には?
- エントランスの基本はズバリ大きく分けて三つ!
- ごくり……。
- 一つ、テムズを中心としたフロンティア・パブの日常を描いたストーリー。名付けて「日常エントランス」!
- ねずみのママさん達が書いているものざぁますね。
- 二つ、ウェッソンを中心とした様々な敵とのバトルを描いたストーリー。名付けて「バトル・エントランス」!
- 哲学さん達が書いているものだね!
- 三つ、サリーを中心としたフロンティア・パブの外の世界へ冒険するストーリー。名付けて「冒険エントラン
ス」!
- 影冥さん達が書いてるようなヤツだね。
- うむ、その通り。どれも大切だが、やはり一番重要なのは「日常エントランス」だろう。
- それはどうして?
- 全ての基本は日常生活にある。実のところエントランスの最大のテーマはやはり何気ない日々の暮らしの中にあ
る……らしい。
- ……断定はしないんだね。
- 枠にとらわれてはいけない。だが、この日常があるからこそ、戦いに行ったり、冒険に行ったり出来るのだよ。
- だからバトル長編でもそこかしこにテムズが重要視されるざぁますね。
- うむ、何気ない暮らしの大切さを忘れないで欲しい。
- ……話が脱線してるよ。そこのお二人さん。
- おっといかんいかん。歳はとるものではないな。なんにしてもまずは基本となる日常の人物関係から追っていこ
う。
- はーい!
- と、今日はここまでのようだな。では次の授業でまた会おう!
- またねー♪